ホームセンターで手に入るスチレンペーパー(デコパネ)を使い、安価で手早くラジコン飛行機が作れないか な〜と始めたデコパネ機、最近そこそこ飛ぶようになってきました。金額的な負担が少ないので仲間も参加しやすく、レギュレーションを決めてパイロンレース や空中戦などに最適。また、入門機としても、ジャンジャン落としても安上がり?コストパフォーマンスに優れた素材かなぁと考えています。
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How to
■F/A-18の制作方法  


[ 推奨メカ ]
●スパン: 530mm  ●全長: 655mm  ●パネル重量: 約70g  ●飛行重量: 230g〜2800g  ●モーター: GWSブラシレスGWBLM001(2205/15T KV2050) WayPoint E2205(32T KV1970   ●受信機: マイクロ受信機  ●サーボ: 10g以下のマイクロサーボ 2個  ●アンプ: モーター推奨のブラシレスアンプ(15A以上)  ●バッテリー: 800mAh〜1200mAh 11.1V(3セル)Lipo  ●プロペラ: GWS5043
[ 同梱部材 ]
●切り出し済みパネル計16部品  ●リンケージ用ピアノ線1本  ●モーターマウント用の低発泡塩ビ板2mm厚(40mmx40mm)  ●フライングエレベーター用の部品(パネルに接着済み)  ●コントロールホーン ●コックピット用のステッカー(紙製の粘着シートに印刷したものなので、梱包テープを上から貼って表面保護した後、カッターで切り出し貼って下さい)  ●マジックテープ 

[ 製作に必要なもの ]

●カッター  ●発泡スチロール用接着剤又は木工用ボンド   ●スーパーX接着剤又はホットボンド  エポキシ接着剤  ●ニッパー  ●ラジオペンチ  ●梱包テープ  ●発泡スチロール可能な塗料スプレー(水性スプレー推奨)  ●ハンドドリル又はキリ
製作の前に、一度仮組みを行ったうえ製作を開始して下さい。
また、製作の前に、部品ごとに塗装を行った方が、短時間で済みますね。



胴体の下面に合わせて、表裏に補強用パネルを張ります。



補強用パネルには、事前に透明梱包テープを貼って置くとパネルが少し割れ難くなるので
ラフな着陸や低空からの墜落時に助かる確率が上がります。
*梱包テープ上には、水性塗料が載りにくいので、先に塗装を済ませた上で、塗装を施す事をお勧めします。
胴体に主翼を差込み接着します。

胴体は主翼に対して直角になるように微調整して下さい。
尾翼間の水平板と胴体を接着します。

主翼中央に、梱包テープを一筋、表裏を挟むように30cm程度貼ってやると、主翼の強度が少し上がるので、お勧めします。
最高速を競うようなダイブを行う場合は、主翼にカーボンを追加するのがベストですね。
胴体の補強板のアールに沿って接着します。

主翼上の重なる箇所には、接着剤を満遍なく薄く接着してください。

天板の前部分裏側の5cm程度に、透明梱包テープを貼ると、少し割れ難くなるので、助かる確率がアップします。
これは飾りなので、外れない程度の接着で可
機首の側板を接着します。

接着する前に、機首15cm〜20cm(胴体の天板に重なる所より少し長め)に、透明梱包テープを下面に貼ると、少し割れ難くなるので、助かる確率がアップします。
垂直尾翼を取り付けます。 接着面を軽くサンディングし角度の微調整を行うのがベストですが、
エポキシ接着剤など、硬化する接着剤を多めに溝部分に流して差し込み、再度エポキシなどの硬化する接着剤で隙間を埋めます。

尾翼の角度は、治具を当て、マチ針で固定し、完全に硬化するまで放置します。
底板をはめ込みます。 メカの積み込み・メカメンテナンス等で、
ここを開く必要があるので接着しないように。

フライト時は、テープなどで留めます。
強度を確保と剥がれ防止の為、主翼付け根、サイドパネル付け根、垂直尾翼付け根などに
接着剤を盛るように塗ります。 
*ホットボンド・エポキシ・木工ボンドは硬化後かなり硬くなりますのでお勧めです。 発泡スチロール用接着剤・スーパーX接着剤などは、柔軟性が残るので、カッチリとしたボディーにならないので、あまりお勧め出来ません。
コントロールホーンに接着剤を塗りパネルに切れ込みを入れ、更に盛り接着します。
ホーンの差込場所は、丸棒の終わりぐらいが丁度良いぐらい。

リンケージは、途中にガイドを1箇所設けて、抜け落ちないようにテンションを与えます。
「ちびF15」と同じですので、解り難い方はそちらを参照して下さい。
メカの配置

最後尾にモーターがあるため、メカを出来るだけ前方に配置します。

重心位置は、主翼に罫書き線を入れています。(前重気味の重心位置です)
罫書き線より10mm程度前でも、たいした違和感なくフライトできます。
罫書き線より10mmなら後方でもフライト出来きる重心幅の広い機体です。
フライトの様子を見て、好みに合わせて調整下さい。
モーターを写真の位置を参考に配置してください。

35mmx35mmサイズの低発泡塩ビ板マウントのセンターにモーターを取り付けて、
尾部中央にアップスラスト0度(水平状態)で取り付けます。
アップスラスト0度の場合、スロットルハイで、僅かに機首上げ傾向になるので、
モータースラスト(モーターが下向く方向)を少し与えて調整して下さい。

GWBL001やWaypoint2205のモーターパワーの反トルクによる機体への影響は、そう多くなく、
トリムで取り切れるでしたので、サイドスラストなしでOKです。 

モーターがテールにある為、テール部分は出来るだけ、軽量になるように勤めるのがベスト!
重くなれば、そのぶん機首に追加オモリが必要になります。

エルロンの動作量

安定感の高い機体なので、少々敏感な舵設定の方が面白いかも。

私的には、もう少し舵角が大きい方がいいかな。


エレベーターの動作量

ダウンの方が大きいように見えますが、気のせいです。

フライトの様子を見て、お好みに調整下さい。
主翼・水平尾翼・垂直尾翼の前縁や後縁(特に後縁はシャープに)を削ると、トップスピードも少々増加し、滑空距離も飛躍的に伸びます。ただ削り過ぎると、強度面の不安が出ますので、注意して下さい。



スピードは、同モーター搭載のちびF15と同等か少し速いかな。ダイブ状態なら、100km/hぐらいは出ます。 ちびF15のような、プロペラ後流を妨げるプロペラ直後の水平板の存在がない為、モーターの効率が上がったのが理由かな。また、僅かながら音も静かになりました。


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