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●全 長 : 540mm
●スパン : 450mm
●パネル使用量: 約40g〜42g
●飛行重量 : 180g〜300g
【 推奨メカ 】
かっ飛び系: モーター2208-KV2600
ペラ4.75x4.75 5x5 4.75x5.25 バッテリー1000mAh11.1V〜1300mAh 放熱性能の良い30A〜40Aアンプ 飛行重量280g〜300g 速度:150km/h以上
ノーマル: GWS001 や Hyperion Z1709-06 KV2100 ペラ GWS5043 3S 800mAh前後 20Aアンプ 飛行重量200g〜240g 速度:120km
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今回、翼デザインを 3種類用意しました。制作方法は同じです。
【 ミニグラII [ mini Gla II ] 】
翼長540mm 全長450mm 翼面積5.5dm
【 ミニライナII [ mini Lina II ] 】
翼長540mm 全長450mm 翼面積5.3dm
【 ミニフレアII [ mini Flare II ] 】
翼長540mm 全長450mm 翼面積5.1dm
同一モーターの場合、翼面積の小さい機体ほど抵抗が減り、トップスピードが上がります。 ・・・が、実際のところ、面積差は僅かなので、心持ち速度の違いが解る程度です。
【 価格 】
機体代金 : 1500円
送料: 全国一律 390円(〜4機まで) それ以上の機数は、一律650円
ミニフレアII を注文の際、 「フレア」と 略さないようにお願いします。 「フレア」と言う一回り大きな機体が存在するので・・・ |
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【 同梱品 】
切り出し済みパネル ・ リンケージピアノ線x1本 ・ 主翼補強用カーボン45cmx1本
モーターマウント(ベニヤ35mmx35mm 2.5mm厚) ・ コントロールホーン
コックピット用ステッカー(紙製の粘着シートに印刷したものなので、梱包テープを上から貼って表面保護した後、カッターで切り出し
貼って下さい。)
【 製作に必要なもの 】
●カッター ●発泡スチロール用接着剤又は木工用ボン
ド ●スーパーX接着剤又はホットボンド ●ニッパー ●ラジオペンチ ●梱包テープ ●両面テープ(強力なもの) ●マジックテープ ●
発泡スチロール可能な塗料スプレー(水性スプレー推奨) ●ハンドドリル又はキリ |
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製作の前に一度仮組みする事をお勧めします。
翼の前縁・後縁を削る方は、製作を開始する前に、行った方が楽です。
塗装も、製作前に行った方が楽かな。
塗装は、「水性塗料」「水性スプレー」で行ってください。
ラッカー系や油性は、パネル溶けちゃいます。 因みに「タミヤの模型用スプレー」はOKでした。
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PPラインテープ・繊維入り梱包テープ・クロステープ と言う名称で、
ホームセンターなどで売っています。価格は、200円ぐらいから400円
養生テープは、少々粘着力が弱いかな。
これを用意すれば問題ないんですが、無い場合は、透明の梱包テープで代用しましょう。
この、繊維入り梱包テープは、梱包テープより伸びにくく、繊維が入ってるので強く、
幅が5cmもあるので、模型用のグラステープより、トータル的には粘着力が高いです。
グラステープより価格が非常に安いので、色々と便利ですよ。
付属の平板カーボンを主翼に接着剤を塗り差し込みます。
スーパーXや多用途SUなどが良いですね。
この時、塗り残しが無い様に、均一に塗りましましょう。
塗り残しの箇所に、力が集中し、ダイブ時などで捩れ易くなります。
完璧に接着できて、上からクロステープで補強すれば、かなり強くなりますが、
なかなか難しい作業です。
・・・そこで、
主翼剛性が下がりますが、平板カーボンに接着剤を塗らず差込み、
繊維入り梱包テープを表裏に貼るだけ。 ってのも一つの手段です。
最近、私は、「接着しない派」 です。
理由は、
@廃棄の際にカーボンが再利用できるから。
A接着剤を塗る手間が省ける。
Bはみ出た接着剤が、美しくない。
中途半端な接着なら、こちらの方が良いんじゃないかな。
カーボンを差込んだ後、僅かでも隙間が空かないようにし、テープで仮止めします。
主翼を裏返して、クロステープを張ります。5cm幅でも良いし、
半分の2.5cmでも、けっこう大丈夫です。 5cm幅の方が安心できるかな。
裏返して、仮止めのテープを剥がして、クロステープを張ります。
クロステープ上には、塗料は載り難くいので、 サンディングペーパーで、
軽く荒らしておきます。削るのではなく、表面に傷を付ける為なので、
そう力を込めず、軽く擦る程度です。 |
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主尾翼の前縁・後縁を削ります。
もちろん一切削らなくとも、パワフルに飛んじゃいます。
削るってのは、非常に面倒な作業なんで、面倒な作業を施してでも、性能をUPしたいってかた以外は、削らなくて良いと思います。 削らない削らない場合は、ここの説明を飛ばして次 行きましょう!
因みに、丁寧に且つツンツンに砥いだ場合、一割り以上は速度がUPしますね。
サンディングボード や 写真のパームサンダーを使います。
サンディングボードが無い場合は、カマボコ板に、両面テープでサンドペーパーを貼って、サンディングボードの完成です。
因みに、写真のパームサンダーを使った場合、1機15分程度でツンツンにサンディング出来ます。バルサキットのプランクのサンディングにも使えるので便利です。
写真のは、ホームセンターコーナンで、2980円だったかな。 最安値商品ですが、それで充分満足出来ます。
主翼・尾翼の前縁: 主翼の前縁は、尖らすというより、アールを付けると言った感じです。
写真のは、ちょっと尖らせ過ぎですね。
今回使用した、ペーパーの番手は120番 荒い方が、作業は速くなるけど、表面がざらついて、梱包テープを貼った場合に、浮きやすくなります。400番ぐらいで仕上げを入れた方が良かったかな。 それと、削った後に、細かい粉が、表面に残ってますので、しっかりと落としましょう。
主翼・尾翼の後縁: 写真では、動翼部分だけ削った感じです。本当は、重心位置近くから、滑らかになるように削りたいんだけど、動翼部分の厚みが薄くなり過ぎて、動翼が剛性不足になっちゃいます。 写真の削りが、ほぼ限界だと思って下さい。
実際、前縁よりも後縁の削りの方が重要で、後縁でほぼ決まると言っても良いぐらいです。
後縁を写真の程度まで、ツンツンに仕上げると、後縁にちょっと物が当たるだけで凹んでしまいます。 梱包テープで保護が必須です。
写真ほど、ツンツンに尖らせず、2mm程度残しても良いんじゃないかな。
勿論、水平尾翼・垂直尾翼も同じように行います。
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カーボン補強 と 削り込み が済んだら、塗装ですね。
水性塗料・水性スプレーなど、水性を使います。油性やラッカー系は、
パネルを溶かしちゃうので、使用は避けてください。
タミヤの模型用スプレーはOKでした。
因みに、私は、水性スプレー派です。
透明梱包テープで、保護すると、傷も付きにくく、ラフな着陸でも頑張ってくれます。
全面を、梱包テープ保護は、大変ですし、重たくもなりますので、主翼・尾翼の前縁・後縁、胴体底面 と部分的な保護で抑えるのも手段の一つです。
胴体着陸の際、底板が痛みますので、底板だけは、必ず、梱包テープで保護した方が良いです。 |
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動翼: エルロン・エレベーターは、裏面を20〜30度を目安にカットして、表面にテープを貼り 動翼にします。
スピードが出る機体なので、動翼の動作量は、ほんの僅かです。なので、
45度もカットする必要がなく、上下共に5mm程度の動作量が確保できれば充分です。
写真では、裏面は一切テープ止めしてないんですが、 裏面も、数箇所テープを貼った方が良いでしょうね。
エレベーターも同じように行いましょう。 |
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天板の前部分をカットします。 カットした部分は、メンテナンスハッチになります。
モーターをマウント中央に取り付けます。 配線が当たるので、配線用にマウントをカットしました。
写真は、GWS001 で、かっ飛びじゃないです。 が、そこそこ速いです。
ストレートで 120km/hぐらいは狙えます。
一度モータを取り外して、ハッチのパネルとマウントを、テープで留めます。
クロステープを使いました。
モーターを取り付けて、ハッチを開く際に便利なように、クロステープ
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ボディーの製作です。
接着剤を塗って差し込んでいきます。
接着剤は、『発泡スチロール用接着剤』 『スーパーX』 『GPクリア』 『スーパーSU』
『木工ボンド』 など 発泡スチロールが接着できるものなら何でも良いです。
私、今回は、『木工ボンド』 製作です。
写真の 容器は、変わってますが、中身は一般の木工ボンドです。
ノズルが使いやすいので、中身を補充して使ってます。
主翼の上に、付属の低発泡塩ビ板を接着します。
ハッチを取り付ける際のベースです。
モーターマウントは、 木工ボンドでは役不足ですね。
エポキシ接着剤 や ホットボンド で がっちりと接着して下さい。
特に、かっ飛びモーターの場合、かなりパワーがあるので、軟い取り付けだと、
フルハイにした瞬間に、簡単に取れちゃいます。
ハッチ留めを ネジで取り付けます。
先ほど、低発泡塩ビ板を接着したのは、ネジのベースにする為です。
底板は、接着しないように! 接着しちゃうとメカが積めないからね。 |
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サーボをあてがって、現物調整でサーボ穴を空けます。
カーボンに注意しましょう!
取り付け位置は、カーボンより1cmぐらい後方かな。 |
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エレベーターは、ホーンの頭をカットして、ボディー内部・テールに近い場所に、
両面テープで貼りつけました。
両面テープは、少し厚みがあって、接着力が強力なのを使いましょう!
間違っても、紙の両面テープは駄目です。
厚みのあるスポンジ系の両面テープも使いたくないです。
クッション性が強いと、接着されてても、僅かに動いちゃうのが嫌。
普通の飛行機なら別に良いんだけど、エレベーターも動作量が非常に少ないので、
僅かな遊びでも拾っちゃう可能性があります。
受信機も、極力後方が良いですね。
特に、40g〜50gクラスのモーターだと、ノーズヘビーになりやすいので、
後方に配置出来るものは、後方に配置しましょう! |
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ホーンを、ちょっとカットしました。 でも、カットし短くしちゃうと、動作量が増えちゃうので、デュアルレート(D/R)で舵角を調整する際、数値が低くなります。
動作量を、D/R100%付近で製作が基本なので、余り短くし過ぎるのも問題です。
ホーンをカットした理由なんですが、エレベータホーンがこの位置に来るため、
着陸の際に、胴体より高いと、エレベーターホーンが地面に干渉しちゃいます。
一応、テール部分には、ソリを取り付けますが、スピードを乗せて着陸した際に、剥がれ落ちやすく、ソリが外れた際でも、ホーンが地面に干渉しないようにです。
ホーンは、今は差し込むだけで、接着しないように!
1mmぐらい、飛び出るようにします。
飛び出させる理由は、最終的に、ここにも接着剤を入れて、抜け留めにする為です。
リンケージを施してから接着固定します。
エルロンも同じように。
一番下の写真を見ると解るように、梱包テープが浮いてますね。
荒めのペーパー(120番)で、サンディングした為、表面が少々ザラザラで、梱包テープが載り難くなった。
梱包テープが、浮かないように、カバリングしようと思うと、目の細かいペーパーで、ザラツキを少なくし、削った際の粉をしっかりと落としてから、梱包テープを貼ると解消されます。 |
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底板は、接着してしまうとメンテナンス出来なくなるので、
調整が取れるまでテープ止めが良いと思います。
テールのソリ(スキッド) を 接着し取り付けます。
接着剤を盛るようにして接着します。 |
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これで完成 |
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【 動翼 動作角 】
スピードが上がるほど、舵の効きが敏感になるので、
かっ飛び仕様だと、 動作量 上下ともに2mm程度かな。
余り少なくすると、離着陸時の低速で、舵が不足気味になるので、
「低速用」 と 「高速用」 の2つを スイッチで切り替えれるようにするといいでしょう。
【 重心位置 】
主翼カーボンが 重心位置です。
【 機体の癖 】
手投げ直後の低速時は、ぐっと沈下します。 これで正解です。
主翼の取り付け角を少なく設定してますので、低速時は揚力が不足気味なのと、
モーターのダウンスラストによる下向きの力で、離陸直後は沈下します。
ある程度スピードに乗ると、沈下は収まりますので、僅かにUPを充てながら手投げです。
【 モーターのスラスト 】
サイドスラスト 約2.5度 ダウンスラスト約3.5度が、付くようになってます。
マウントの接着具合などで、ズレが生じると思います。
適正な重心位置で、舵もフラットな状態で飛行し、 フルハイ時に、機首上げを起すなら
ダウンスラスト不足。 機首下げなら、ダウンスラスト過多。 ワッシャーなどを噛まして、
スラストの調整を行ってください。
【 エルロンの調整 】
エルロンのズレを、トリムで取っちゃうと、僅かながらでも速度に影響するので、翼端にオモリを付けて調整するのも手段です。
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【 アンプの熱対策 】
かっ飛び仕様は、アンプが熱を持ちやすいです。
特に、放熱能力の低いアンプの場合、アンプが熱ダレして、パワーが出なかったりと、
放熱方法に苦労します。
少々不恰好ですが、胴体にアンプと同サイズの穴を開け、胴体と面位置になるようにアンプを接着剤で固定する。 この方法だと、フライト後アンプが熱を持ってたなんて、一切起こってないので、熱対策に、お勧めです |
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【 アンプ 】
レギュレーションを決めた場合、スピードをアップする手段が限られてきます。
モーターやバッテリーが、同じとした場合、ボディーの削り具合、以外にもスピードを上げる手段がありまして、アンプです。
各社 数種類のアンプを取り替えながら、ペラ回転数を計ったら、けっこう大きな差が出ます。 回る奴・回らない奴で比べたら、1000rpm近い差が生じました。
全メーカーを試した訳じゃないんで、どこのメーカーのどの製品が良い なんて、私には解りません。
取りあえず、手持ちのアンプを取り替えて、一番回るのを取り付けるのが良いでしょうね。
【 バッテリー 】
2208-KV2600の場合、MAX25A近く流れちゃいます。20C1300mAh だと、数字上は25Aは許容範囲なんですが、25Aを維持出来ない。 計測してみると、フルハイ数秒で電流値が下がってきます。
「25Aを如何に長く維持できるか」 ってのが最高速を狙うの重要になるので、バッテリー容量を増やしたり、放電能力の高いのしたりで、最高速は上がってきます。
容量を増やすと、重量増加に直結するので、お勧めは、放電能力かな。
・・・でも、ダイブ時は、重量もスピードを上げる手段です。
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【 前作の「ミニグラ」 と 今回の「ミニグラII」 の違い 】
●前作は、GWS001や20gクラスのモーターを積んで、そこそこ速く軽快に飛んでくれれば との考えで製作したので、 2208-KV2600を搭載し、150km/hとか出すと、じゃじゃ馬。 今回は、2208-KV2600の搭載を念頭に置いて設計したので、前作より高速時の操縦性が良い感じになりました。 でも、低速時は揚力不足で、フラフラしたり、沈下したりと不向きですね。
●前作は、モーターマウントが30mmx30mmなので、28mm径のモーターが精一杯。メカスペースは、最大幅で24mmなので、1300mAhクラスのバッテリー搭載に四苦八苦しました。 今回は、35mmx35mm
マウントなので、高さ・幅が5mm拡大されてます。モーターも、32mm径が搭載できる。
●前作より、かなりノーズを短くしたので、ノーズヘビーが幾分解消されました。
ノーズを短くした分を、主翼〜尾翼間の胴体延長に割り振ったので、ピッチ方向に安定感が増えたかな。
●前作は、パネルの方向性を加味しなかったけど、今回は、主翼・胴体にパネルの方向性を加味したので、僅かながら剛性UPしてます。その代わり、無駄にするパネル量が大幅に増えたのがネックです。
こんな感じかな。 |
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