狭いエリアでゆっくりと飛ばせるように、ちびF15を再設計しました。最高速は、ちびF15の半分ぐらいしか出ませんが、低速での舵の効き具合や安定感は、格段に向上したかな。離陸も、ファンフライ機のように下手からポイでもOKなんで気楽です。 カーボンスパーで飛行剛性確保と推奨モーター搭載でも充分なパワーも持ち合わせてるので、10m近い強風でもフライトできますが、無風・微風が楽しい機体です。
低速は歩く程度の速度で、最高速度も時速40〜50km/h程度なんで、舵角を押さえれば入門練習にも使えますね。
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主翼前縁と後縁にカーボンスパー20cm(短い方)を取り付けます。 カーボン側に接着剤を塗り貼り付け上からテープで覆うと剛性高い主翼になります。
接着剤なしで、梱包テープだけで覆うと、主翼が少々逃げてくれるので、飛行時安定性は上がります。それと廃機の際にカーボンスパーが再利用できる利点も(笑)
主翼前縁は、主翼付け根(切れ込み口から)に合わせて 主翼後縁側は、翼端に合わせて
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主翼センターの切れ込みに、厚み0.5mmのカーボンを差し込むので、接着剤を塗る前に一度カーボンスパーを差し込んで、切れ込みを広げて下さい。 次に、カーボンスパーの表裏に満遍なく接着剤(スーパーX)を塗り、切れ込みに差込みます。
カーボンは鋭利なので、上からテープやグラステープを張る事をお勧めします。 |
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エルロン固定の場合、エルロン材をテープで固定します。
エルロン&テールの連動の場合、主翼付け根側が胴体とリンケージに干渉するので、1.5cmカットして下さい。その後、エルロン材の根元を45度にカットし稼動できる状態で、テープ固定します。
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胴体にEPPの補強板を接着(GPクリア)します。
細かい事ですが、EPP側に接着剤を塗ると、凹凸に入り込み、接着剤が余分に必要なので、スチレンの胴体に接着剤を塗った方が、コンマ数グラムですが軽量になります。 |
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胴体と主翼を接着します。 |
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主翼に垂直尾翼と水平板を接着します。
主翼と垂直尾翼が、垂直になるように確認してください。
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胴体に3mmEPP天板を接着します。 この時、接着剤の塗り残しがないように。
EPPは破れ易い材料なので、重量増加を気にしない方は、 この天板の片面(又は両面)に、梱包テープを貼ると破れ難く剛性の高い機首になります。
梱包テープを貼る場合、テープ上は塗料が載り難いので、先に塗装が良いですね。 また、テープを貼った後、雑誌等を重しにして1日程度置き、テープがしっかり定着してから、 本体に接着する。もしくは、製作を急ぐ方は、GPクリアーをEPPに塗り、下地がほぼ乾いた状態で、梱包テープを貼るようにして下さい。
因みに、EPPが墜落や保管時に破れた場合は、GPクリアーで接着出来ます。 |
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入り口をリーマーで削り、テスト用の丸棒で確認していますが、工業製品じゃないので、中には稼動が渋いものや、入り難いものがあります。 フライングテールの尾翼を差し込んで、もし入りが悪い場合は、尾翼の丸棒をサンディングして下さい。 動きが渋いと、サーボへの負担となりますので、ほぼ干渉がなく動く状態にして下さい。 |
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底板は、メカ積みがありますので、ここでは接着やテープ固定を行わないで下さい。 |
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写真では解り難いと思いますが、パネルの接合場所全てに、ホットボンド・木工接着剤・スーパーXなどで、盛る様に接着して下さい。 この、盛り接着で剛性の確保とパネルの剥がれ防止を行っています。
上記の接着剤の中でも、ホットボンド(グルーガン)が、硬化時間数十秒と短くベストです。 100円均一やホームセンターで、本体300円〜400円 接着剤100円〜200円程度で、購入出来ますので、ほんと手軽で便利な機材なので、購入をお勧めします。
盛りすぎると、重くなるのとパネルが熱で溶けるので、サッと流す感じで程々に!
これで、機体本体は完成です。
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GWBL001モーターの場合、一度シャフトを抜き、前後を入れ替えバックプレートタイプに変更して下さい。 |
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モーター付属のマウントにスーパーX接着剤を塗り、モーターを固定します。 薄塗りでは、外れやすいので盛るように、しっかり接着して下さい。
他のモーターの場合、各自考えて下さい。
ダウンスラスト・アップスラスト・サイドスラストは、必要ありませんが、 モーターシャフトの位置が、主翼より2〜3mm下が丁度良いぐらいです。 シャフト位置が高いとモーターハイで機首下げ癖、シャフト位置が低いと機首上げ癖が出てきます。 フライトの様子を見てモーター配置場所を変えれるようみ、モーターを取り外せる工夫されるのも良いでしょうね。 |
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受信機・アンプは、マジックテープで取り付けます。 EPPにマジックテープを貼る際、GPクリアーを下地に塗り乾燥後、マジックテープを貼ると 剥がれ難くなります。
なるべく機首側に取り付けるようにして下さい。
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サーボは胴体外側に両面テープ固定、又は、写真のようにボディーに穴を空けて接着固定します。 (サーボサイズやホーンの形などにより、場所が上下します)
サーボ位置は、出来るだけ機首側に取り付ける方が重心を取りやすく良いのですが、リンケージピアノ線が長くなってしまい、遊びが出やすくなります。 重心位置付近が妥当でしょう。 |
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テール・エルロンの連動の場合、左図上を参考にして下さい。 動翼のコントロールホーンを必ず同方向にして下さい。
サーボ側ホーンの外側の穴でテールとリンケージ。ひとつ内側の穴でエルロンとリンケージ
テール・エルロンを連動させない場合は、左図下を参考にして下さい。
テール側のリンケージには、真ん中付近にガイドを設けピアノ線を引っ張っている為、ピアノ線が自然と曲がります。そのテンションで、動翼がボディーから抜け落ちない構造です。
(解り難い方は、F15・F14の製作ページの写真も参照して下さい。)
動翼のコントロールホーンは、パネルに切れ目を入れ、ホーンに接着剤を付け差込み、盛り接着しました。 私はコレでフライトしていますが、信用できない方は市販品を使ってください。 |
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主翼に重心の罫書き線を記入しています。 「低速で遊ぶには、ここかなぁ〜」と言う位置ですので、少し後荷重の設定です。
初フライトは、5mm程度、前重設定でフライトの様子を見て移動させて下さい。
バッテリーはマジックテープで貼り付け、前後に移動できる余裕を持たせて下さい。 |
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舵角は、入門練習用とした場合、アップ・ダウン共に30度ぐらい。 低速でグリグリするなら、45度ぐらい欲しいなぁ
機体の癖で、アップ舵よりもダウン舵の方が良く効きますので、フライトの様子を見て気になる方はダウン側だけ、舵角を下げてもいいね。
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