ホームセンターで手に入るスチレンペーパー(デコパネ)を使い、安価で手早くラジコン飛行機が作れないか な〜と始めたデコパネ機、最近そこそこ飛ぶようになってきました。金額的な負担が少ないので仲間も参加しやすく、レギュレーションを決めてパイロンレース や空中戦などに最適。また、入門機としても、ジャンジャン落としても安上がり?コストパフォーマンスに優れた素材かなぁと考えています。
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How to
■ちびF-15 イーグルの制作方法  

[ 推奨メカ ]
●スパン: 500m  ●全長: 570mm  ●パネル重量: 約60g  ●飛行重量: 220g〜250g  ●モーター: GWSブラシレスGWBLM001(2205/15T KV2050)  ●受信機: マイクロ受信機  ●サーボ: 10g以下のマイクロサーボ 2個  ●アンプ: モーター推奨のブラシレスアンプ  ●バッテリー: 800mAh11.1V  ●プロペラ: GWS5043 


*GWBLM001・GWS15Aアンプ・GWEP5043・HP-800mAh11.1Vの組み合わせで、
消費電流約10Aですが、余裕を持って15Aがお勧め。
バッテリーは連続20C放電なら、500mAh11.1VでもOKなんでしょうが、軽すぎて重心が合わないから。かといって、1500mAhとか大きいサイズだと、今度は飛行重量が重くなり、一層シビアになるので、700mAh〜1000mAh辺りがベストじゃないかな。
[ 同梱部材 ]
●切り出し済みパネル計12部品  ●リンケージ用ピアノ線1本  ●モーターマウント用の低発泡塩ビ板2mm厚(35mmx35mm)  ●フライングエレベーター用の部品(パネルに接着済み)  ●コントロールホーン ●コックピット用のステッカー(紙製の粘着シートに印刷したものなので、梱包テープを上から貼って表面保護した後、カッターで切り出し貼って下さい)

[ 製作に必要なもの ]

●カッター  ●発泡スチロール用接着剤又は木工用ボンド  ●スーパーX接着剤又はホットボンド  ●ニッパー  ●ラジオペンチ  ●梱包テープ  ●両面テープ(強力なもの)  ●マジックテープ  ●発泡スチロール可能な塗料スプレー(水性スプレー推奨)  ●ハンドドリル又はキリ
主翼パネル中央に、梱包テープ(繊維入りの養生テープがベスト)を表裏とも同じ位置に貼ります。

貼らなくとも、100km/hぐらいのダイブには充分持ちます。
機首の補強板に梱包テープを貼り(必須)、はみ出た部分は、カッターで切りおとします。

*梱包テープの上からだと、塗料の載りが悪く塗料が剥がれ易いので、
塗装する場合は、塗装を終えてから、梱包テープを貼りましょう。


機首、先頭部分から、18cm〜20cm程度梱包テープを貼り(必須)、はみ出た部分は切り落とします。
天板、3〜5cm程度、梱包テープを貼り、テープのはみ出た部分は切り落とします。
底板の前後ともに梱包テープを貼り、裏面に巻き込んでから、不要な部分はl切り落とします。


この、上記から続く面倒な梱包テープの補強ですが、飛行中の剛性不足の為の補強ではなく、
着陸時に雑草に食われて破損したり、ラフな着陸でパネルが割れたりする事が、少々なりマシになります。
梱包テープを貼っていない方全面に接着剤を塗り、機首パネルに補強板を張り合わせます。
機首パネル・剛体・主翼・水平板を接着します。
テールの水平板は前後がありますので、後方に飛び出ないように!
天板を接着します。。 天板の梱包テープが見えると不細工なので、梱包テープを貼った面を裏面にすると良いね。

*天板と主翼を接着する場合、接地面全て接着しましょう!
機首先端の差込口に差し込んで天板に接着します。
梱包テープ面を裏面にすると良いね。


メカを積みやメカメンテナンスなど、今後開ける必要があるので、底板は接着せずテープなどで留めておきましょう。

これでボディーは、ほぼ完成ですが、接着が弱いと剛性が出ませんので、パネルの接合箇所に、接着剤を盛りようにして接着してください。盛り接着には、ホットボンドが便利です。
モーターは、35mmx35mmの低発泡塩ビ板をベースに、モーターをネジで固定し、低発泡塩ビ板をボディーに接着固定します。
接着が剥がれ易いので、低発泡塩ビ板をサンディングで荒らしたり、接着剤をたっぷり使うなどしましょう。

モーターの位置ですが、モーターシャフトがテールの水平板と同じ高さ付近に来るようにします。
モーターの高さ位置が低いと機首上げに、高い位置に配置すると機首下げの癖が出ます。
受信機・アンプ・バッテリーは、マジックテープで固定します。
パネルに直接マジックテープを貼ると剥がれ易いので、パネルに大きめで梱包テープを貼り、その上からマジックテープを貼るようにします。


重量物であるバッテリーは、裏面から見た場合、写真のように右側に、メカは左側になるように!

左右バランスでは、バッテリー側が重くなると思います。少し重いぐらいなら、重量差が反トルクの影響を打ち消してくれます。
サーボは、ボディー側面に穴を空けて差し込み、抜け落ちないように、裏側に接着剤を軽く盛るようにして接着します。
サーボの位置は、極力機首側の方が重心が合わせ易いのですが、ピアノ線のたわみが出やすくなるので、動翼のホーン位置から、15cm〜20cm辺りに配置するのが良いかな。

横から見た場合、動翼のホーン・センターのノイズレスチューブ・サーボホーンの穴が一直線になるように!
上から見た場合、 動翼のホーンより1cmぐらい内側にピアノ線が来るように、ノイズレスチューブを主翼後縁に接着します。ノイズレスチューブは飛行中絶対に外れないように、しっかりと接着しましょう。
動翼のコントロールホーンに穴を空けて、ピアノ線を引っ掛けます。
1cm内側にしている分、テンションが掛り、動翼が抜け落ちません。


動翼を動かした場合、ピアノ線が動翼に干渉する場合は、動翼の角を削るなどして干渉しないようにします。 写真のように動翼のホーンの高さが低いと、干渉しやすくなるので注意しましょう。
(他の期待の写真を流用したので、写真のモーターは無視してください)


動作量は、エルロン・エレベーターともに、これぐらいは欲しいです。
GWBL001の場合、もう僅かに動作量があっても良いかな。
強力なモーターを搭載した場合、スピードが出て舵が敏感になるので、あまり大きな動作量だと、
コロコロしちゃいます。

●重心位置: 主翼に罫書き線を入れてありますので、そこになるようにバッテリー位置で調整します。
●手投げの際、手を切らないように!
30度ぐらいの角度を与えて、出来るだけ強く投げる。スロットルはハーフから7割ぐらいかな。
●主翼・動翼・垂直尾翼などの、前縁後縁をサンディングし滑らかに尖らせると、スピードの乗りが変わってきます。また、サンディングする事で3g程度軽量化出来ますよ。
推奨モーター

●GWBL001-KV2050  Waypoint2205-KV1970 ともにGWS5043ペラ
100km/h近いスピードとほぼ垂直に上昇していくパワーがありますが、この飛行機初めての方でも扱いやすいです。
●HP-1913-KV2080 APC5.1x4.5
100km/hは軽くオーバーします。風下ダイブだと150km/h近く出るんじゃないかな。
このモーターは低回転域が出にくいので、ちょっと扱いにくいかな。
●2208-KV2600 APC4.75x4.75
GWBL001よりスピードが少し出ますね。
●2212-KV2200 APC5x5
HP-1913-KV2080と同程度ですが、低回転域が思いのほかスムーズなのでその点扱いやすいのですが、ちょっと電気食い過ぎかな。

KV1000とかじゃ、回転数が低くスピードが出ず飛びませんので、KV2000前後〜KV2500ぐらいまでが丁度良い感じです。KV3000とかになると電池食い過ぎ!
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