ホームセンターで手に入るスチレンペーパー(デコパネ)を使い、安価で手早くラジコン飛行機が作れないか な〜と始めたデコパネ機、最近そこそこ飛ぶようになってきました。金額的な負担が少ないので仲間も参加しやすく、レギュレーションを決めてパイロンレース や空中戦などに最適。また、入門機としても、ジャンジャン落としても安上がり?コストパフォーマンスに優れた素材かなぁと考えています。
. Since 2004/03/15   
How to
■F14 7インチ の制作方法  
【 サイズ・重量 】
●全長: 667mm ●全幅: 550mm ●パネル使用量: 87g ●飛行重量: 260g〜300g

【 メカ 】
モーター: 2208-KV1450 ・ CF2812-KV1534 など KV1500前後でAPC7x6が回せるモーター
バッテリー: 800mAh11.1V〜1000mAh11.1V (放電性能の高いものがお勧め)
アンプ: 20A〜30A
受信機: 4ch以上
サーボ: 2サーボ もしくは 3サーボ

【 付属品 】
●切り出し済みパネル ●リンケージ用 ピアノ線 ●リンケージホーン ●ノイズレスパイプ(30mm)
●モーターマウント(30mmx30mm ベニヤ) ●キャノピーステッカー

【 価格 】
機体代金: 1900円


【 ステッカー 】

ステッカーは、キャノピーのみ同梱しています。


左の図柄のステッカーは、PDF形式で、Adobe AcrobatReader で原寸表示できます。
DLして、A4サイズラベルシールに印刷してお使い下さい。

ステッカー
【 用意するもの 】
ニッパー・ラジオペンチ: リンケージピアノの線を曲げたり切断する際に使用します。
カッター: パネル等を切る際に使用します。
透明梱包テープ: パネルの補強などに使用します。
接着剤: 木工ボンド・スーパーX・発泡スチロール用接着剤など、発泡スチロールを侵さない接着剤
  (私は、木工ボンドとホットボンドを使用して製作しています。)
塗料: 水性塗料・水性スプレー(ラッカー系はパネルを溶かします)
  (私は、水性スプレーを使っています)
キリ・ドリル: モーターをマウントに取り付ける際の穴あけに使用します。  
一度仮組みし、どこにどのパネルが使われているかを確認した方が製作しやすいでしょう。
【 製作 】

機首補強板に、透明梱包テープを貼り補強します。
補強なしでも、飛行には影響ありませんが、ラフな着陸の際の、割れ防止です。

パネルの表裏ではなく片面だけ。
梱包テープ上から、塗装するのは困難なので、塗装後にテープ補強がベストでしょう。
機首3mmパネルの前半分、胴体3mm天板の前、数cm を片面のみ梱包テープで補強します。
胴体底板も梱包テープで補強します。

罫書き線に沿って、カッターで切り離してください。


動翼として使わない場合(尾翼エレボン 2サーボ仕様)は、切り離す必要はありません。
1枚もので作りたかったのですが、箱に入らないので中央で分割しています。
接着剤で接合した後、接合部分の表裏に梱包テープを貼り補強します。
養生テープなど繊維入り梱包テープがベストです。
組み立てる前に、部品ごとに色を塗った方が製作しやすいと思います。
写真を見て解るように、パネル差込口の前後の長さが違いますので、注意して下さい。
(左写真 上側が尾部です)


残った水平板の両サイドを約2mm切り取ります。

動作できるように、約45度程度にカットします。

梱包テープ等で、水平板に貼り付けます。

30mmx30mm(ベニヤ)の中央にモーターを取り付けます。



取り付け位置が重要で、取り付け位置が低いと、
スロットルを上げにつれ、機首上げ(アップ癖)、高い位置だと、機首上げ(ダウン癖)になります。

フルハイ時に、機首上げ癖がある場合は、2〜3mm程度高い位置に
機首上げ癖がある場合は、2〜3mm程度低い位置に取り付けたりと、
フライトの様子を見て微調整して下さい。

位置決まるまでは、接着剤でガチガチに固めないほうが、取り外しがしやすいです。

 
【 メカの配置 】

胴体が邪魔で、ボディー中央にメカが配置できないので、左右の重量バランスが取り難い機体です。

左右の重量バランスが合っているのがベストですが、少々なり、どちらかに偏る場合は、
右側が重くなるように配置します。
理由は、モーターの反トルクで左癖があり、左が重いと更に左癖になります。
右が重いと、反トルク分の左癖を解消してくれます。

但し、モーターOFF時など、反トルクの影響を受けない飛行では、重量バランスの影響で、
右癖が発生します。


リンケージピアノ線の途中に、ノイズレスパイプを通し、ノイズレスパイプを接着し、
リンケージが逃げないようにします。

サーボ ・ パイプ ・ コントロールホーン が、曲がると、サーボに負荷が掛かりますので、
一直線になるようにしましょう。

【 エレベーター 】

リンケージピアノ線の途中にノイズレスパイプを入れ、これをボディーに接着します。





【 動作 】

水平尾翼は、エレボン仕様
尾翼間の水平板は、エレベーターとして使います。


4ch受信機の場合、エルロン・エレベーターは、エレボンに使用されるので、ラダーチャンネルに空きがありますので、これに、水平板のエレベーターサーボを接続します。
このままだと、ラダーステックでしか動きませんので、エレベーターチャンネル → ラダーチャンネルで、ミキシングを掛けます。 これで、エレベーターステックを動かした際に、エレベーターとして連動します。 次に、ラダーステックを動かした際に動作しないように、ラダーのD/Rを0%にします。
これで、ラダーステックを動かしても動きません。

また、このミキシングの動作を、ON-OFFスイッチに入れておくと、通常飛行時は、水平尾翼のエレボンのみの飛行。 低速時やグリグリと動かしたい時は、エレボン+エレベーターと、切り替えが出来ます。





(写真 右左上から)

エルロン 右
エルロン 左
エレベーター ダウン(エレベーターミキシング OFF)
エレベーター アップ(エレベーターミキシング OFF)
エレベーター アップ(エレベーターミキシング ON)
エレベーター ダウン(エレベーターミキシング ON)


【 動作角 】
通常、エルロン・エレベーターともに30度ぐらい。
大舵角は、45度ぐらい与えてます。

ちびF15やちびF14などより、スピードが幾分遅いので、舵角が大きめです。



エレボン・エレベーター連動時は、エレベーターが非常に良く効くので、
手投げ時や通常飛行は、ミキシングOFFが良いですね。
【 重心 】 主翼に罫書き線を入れていますので、それに合わせて下さい。

【 技 】
ロケット発進 : F14の場合、水平・垂直尾翼で、地面に立て置く事が出来ます。
その状態から、ロケットのように発航が可能かどうか? ですが、 
推奨メカでは、充電直後の元気の良いバッテリー状態なら可能でした。
飛行後の残りカス容量では、パワー不足で無理でした。

フラットスピン : ラダーが付いていないのですが、フラットスピンが出来ます。
操作は至って簡単、上空でモーターOFFにし、エレベーターフルUPで吊り、機速をゼロにし、エルロンをフルに倒します。 高度を失いつつ、クルクルとスピンしながら降りてきます。 エルロンを逆に倒すと、逆側にスピンします。  舵は出来るだけ大きく、少しケツ重、左右重量バランスが揃ってる機体が、綺麗に回ります。

バックフリップ : バック転ですね。水平板エレベーターが45度ぐらい動くなら、エレベーターフルUP&スロットルフルハイ で、その場でグルグルて回ります。
それを応用して、エルロンで90度傾けた状態からグルグル。 エレベーター&エルロンの両方をフルに入れてグルグルてのも・・・

ブレーキ : タイミングが難しいのですが、トップスピード状態から、スロットルOFFと同時に、チョンとフルUPを入れると(瞬時に機首が90度上向きになるように)、お腹で空気を掴むブレーキになります。
ほんの僅かな時間で、トップスピードから機速ゼロ状態に減速できます。


【 反トルク 】

7インチペラになり、反トルクの影響が、5インチペラ時より大きくなりました。
・・・が、機体が大きくなった事で翼面荷重が軽くなり、ハーフスロットルで手投げ発航出来ますので、手投げ時は、反トルクの影響は大きく感じません。

でも、フルハイ飛行時では、トルクの影響が大きく、トリム調整が必要になります。
ここで、トリムを合わせると、モーターOFF時や低速時など、反トルクが生じない時に、先ほど調整したトリム分の舵のズレが生じます。

スロットルミキシングで、 スロットル開度に応じて、エルロンに僅かな右舵が入るようにしてやれば、
良い感じに近づくでしょう。



【 ハイパワー 】
推奨の2208-KV1450やCF2812-KV1534でも、100km/h程度のスピードと垂直に駆け上がって行くパワーはあるのですが、更なるオーバーパワーが望みな方にお勧めは、ワンサイズモーターを上げて、
Turnigy2826-KV1900 APC7x6  HP1100mAh11.1V(35C) アンプ30A以上 で、
全くストレスのない上昇力と加速力が味わえます。 (主翼は要補強)





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